高配当銘柄や株主優待、月10万円の副収入など言われかなり魅力的になってきた株式投資。
魅力的でありながら疑問や不安になることもあるのではないでしょうか?
そんな人のために今回、少額取引にいくら必要か?いくらから儲かるか?などの疑問に答えたいと思います。
最後には私自身が実際に初心者に100万円を渡し、どのような投資法を行ったかを検証を踏まえて紹介していきます。
株初心者は少額取引?

株初心者の少額取引に必要な金額は大体10万円~50万円で行うのが一般的と言われております。
初心者は相場のことをよく理解せずにいることがほとんどです。
これ以上の金額を出すのは危険ですので慣れるまでは積立NISAを行うことをおすすめします。
NISAは2022年岸田内閣の際にCMやメディアなどで『貯蓄から投資へ』と発言したタイミングで人気になっている商品の一つです。
人気の原因としては税金がかからないというメリットがNISAにはあります。
2025年3月現在、普通の証券口座で株取引した場合20.315%の税金がかかってしまいますが、NISA口座で株取引した際には無税になります。
また節税対策で使う方もいますが、まだまだ株に対して損するのではないか?と恐れている方も多くいるのも現状です。
2025年2月に日本証券業協会が出した『NISA口座開設者数』のデータでは年々増加はしていますが、まだまだ日本でのNISA口座開設状況は約15%ほどと少ない状態にあります。
2025年2月日本証券業協会NISA口座開設・利用状況はこちら⇒new_nisaall.pdf
具体的に初心者は積立NISAを次のようにやっていただくといいと思っております。
知識がついてきて他の銘柄にも行きたいと思ったのであれば、積立NISAでの利益で成長投資枠に投資するという手順をとるのも良いと思います。
成長投資枠は積立NISAの月々1万円ずつ投資するといったことではなく、100株から購入することになりますので大体50万円~というケースを想定しておいた方がいいと思っております。
ですので株初心者はまずは10万円~50万円と無理のない少額での投資を行い、慣れていくことが重要になっていきます。
株初心者はいくらから儲かるか?

株初心者は短期売買にこだわらなければいくらからでも儲かることは可能です。
だからといって短期売買がダメと言っているわけではありません。
株をやるにあたって利益の得る方法は3つあり、人によって取引スタイルが全く違います。
1つは値上がり益を狙う方法です。
値上がり益とはキャピタルゲインとも言い、買った金額より高い金額で売ったときの利益のことをいいます。
特徴としては短期、中期、長期と株を持つことが可能であり長期的であればあるほど勝率は高くなっていきます。
もちろん例外はありますが、感情的になってしまうのが人間で機械的にやっていける人は短期売買は向いています。
ただ初心者はそういったコントロールもできず、分析もできず、能力もない状態ですからリスクを背負う必要はなく長期的な目線を持つことが重要です。
2つ目は配当金を狙う方法です。
配当金とは株主に対して会社が利益の一部を支払うことをいいます。
会社は株主のものですので保有株数に応じて支払われます。
特徴としては長期的に持つことで前もって決められている利回り分のお金が自動的に入る仕組みがあります。
この方法は色々な企業や大物投資家がかなり行っている投資方法で、よくネット上に『株で月10万円の不労所得』などと言われているのはこの配当金のことを言っているんですね。
長期的な視点で考えて投資している人は、株主にしっかりと配当金を出してくれる銘柄を探すためにかなり努力している印象があります。
初心者はこの見極めも難しいと思いますので少しずつでいいので勉強していくことをおすすめします。
3つ目は株主優待です。
株主優待は商品券やQUOカード、食品や化粧品など様々な物を企業が株主に対してサービスする制度です。
有名どころでいうと桐谷広人さんが株主優待で生活している方で有名ですね。
企業からはお金だけでなく、物で感謝を伝える会社も多く存在しそれをもとに投資を行うケースも最近多い気がしています。
また長期的に持ち続けると商品のランクが上がる優待銘柄も数多くありますのでずっと持ち続ける人も多いです。
初心者の方は欲しい商品などが含まれている銘柄を見つけてその企業に投資することもおすすめします。
ですので短期的な取引をすることより長期的な目線で見たほうがメリットは大きいのではないかと思っております。
それにいくらから儲かるかは、利益の得る方法とその人次第ということになってきます。
【検証】株初心者が100万円で実際にやってみました

株初心者である68歳のとある方に何も教えずに株式投資をやっていただきました。
資金は100万円でNISAを使い、2023年~2025年にかけての約2年間取引させていただきました。
途中から慣れ始めていき、自身の金銭を使い投資も行っておりますので予めご承知ください。
ではこちらが取引履歴になります。
銘柄 | 保有株数 | 配当金 | 売却利益 |
(7182)ゆうちょ銀行 | 500株 | 25,500円 | 669,699円 |
(1852)淺沼組 | 1000株 | 55,600円 | 645,942円 |
合計 | ー | 81,100円 | 1,315,641円 |
始めに行った行動としてはネットで銘柄を探すことから始めたそうです。
ネット上にはそれはそれはおすすめ銘柄が山のように出てきて本人はよくわからずにいたとのことでした。
色々迷い、考えた挙句にプロに聞いた方が良いと判断をし証券会社に連絡したそうです。
自身でいろいろ考えても初心者はいい結果を出すことは不可能と感じたのでしょう。
この考え方は意外と出来ずにいる人がほとんどで私はこの方法には評価しました。
証券会社の人と話し合っていくうちに金融の用語など色々なわからないことが浮かび上がっていき自身で勉強し始めたそうです。
その中で出会った本がありました。会社四季報です。
会社四季報は日本の上場会社(約3900社)のデータが記されていて投資家の中にはそれを愛読している人も多いです。
その本を読み、再び証券会社に連絡し銘柄を選ぶことができたそうです。
初心者の方は考えるということを間違えているケースが非常に多いです。
ネット上でおすすめ銘柄を探すことが考えているということではありません。
重要なことは2つ。
1つ目、まずは専門の人に話を聞くこと。
2つ目、ご自身で銘柄を探すよう勉強していくこと
最初に選んだ銘柄は『ゆうちょ銀行』でした。
ゆうちょ銀行は大手銀行で日本郵政の子会社でありながら預貯金額を国内最大で持つ会社です。
これが良い結果を生み、約1年半ほど銘柄を保有し売却利益を得ています。
次は証券会社には連絡せずに自身で会社を分析し、『淺沼組』という銘柄に投資をしたそうです。
淺沼組は利益のほとんどが建設事業であり、長期的にチャートを見ると上昇していました。
他にも分析していたようですが、この銘柄も1年半ほど保有し売却利益を得ています。
ただし買ってからは毎日のように株価の変動を気にしてみることが日課になりはじめたみたいです。
いつしか毎日見ることに疲れてしまい次に投資する銘柄を探すことにしたそうです。
保有している株価の終値と決算だけを気にして他の時間を次に投資する銘柄を考え、今でも株式投資を行っているそうです。
現在、株保有金額は6,000,000円を超えているそうです。
2年前は初心者だったのに今ではかなりのめり込んで株式に励んでいるそうです。
ですので年齢などは関係なく初心者であっても十分利益を上げることは十分可能という検証結果でした。
まとめ
・まとめ
1. 株初心者の少額取引は10万円~50万円で考える
2. 短期的な利益を求めないのであればいくらからでも儲かりことはできる
3. どんな年齢でも専門家に聞いたり自身で勉強したりすれば1年ほどで結果は出る。
【検証】株初心者は少額取引?いくらから儲かるか?100万円で実際にやってみました!について紹介しました。
株をやるにあたってさまざま考えはあると思います。
自身にあった分析方法を見つけるための勉強方法や専門家に聞くことなどを試してみることをおすすめします。
これを見た皆さんがいい結果を出せるよう心から願っております。
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