最近は高配当株がかなり人気なのはご存じでしょうか?
配当利回りランキングを見て、一番利回りが高い銘柄に投資を行う方も多い印象があります。
新NISAが始まりそういった投資家も多くなることも今後あり得ると思います。
そんな今回は【配当性向100%以上】(PART3)危険だけど魅力的な銘柄5選について紹介したいと思います。
【配当性向100%以上】危険だけど魅力的な銘柄一覧!
★この記事で紹介する配当性向100%以上の銘柄★
1.(6473) ジェイテクト
2.(6481) THK
3.(7226) 極東開発工業
4.(7956) ピジョン
5.(9744) メイテックグループホールディングス
【配当性向100%以上】危険だけど魅力的な銘柄その1
(6473) ジェイテクト
1つ目はジェイテクトです。
光洋精工と豊田工機が合併し、電動パワステ等自動車部品、車・産機向け軸受け、工作機械が3本柱となっている企業です。
時価総額は3474億円となっています。
株価推移
2022年の820円から2023年の1523円まで上昇しておりました。
そこから2024年の844.3円まで下落しております。
直近決算での業績
売上高は2024年まで上昇しておりましたが、そこから落ち込んでおります。
営業利益は2024年まで上昇しておりましたが、大幅に落ち込んでおります。
直近決算での業績に関しては、自動車事業の売上高1兆3331億5000万円(前期比0.8%減) 事業利益383億4400万円(前期比14.9%減)、産機・軸受事業の売上高3522億6800万円(前期比1.6%減) 事業利益86億4900万円(前期比31.8%減)、工作機械事業の売上高1989億7800万円(前期比5.3%増) 事業利益174億1000万円(前期比18.1%増)となっております。
流動比率に関しては、流動資産が7628億4300万円、流動負債が4822億5000万円となっており異常ありません。
配当金推移
配当金に関しては年々上昇しております。
配当性向は95%とかなり高くなっております。
配当利回りは5.4%と高配当株になっております。
【配当性向100%以上】危険だけど魅力的な銘柄その2
(6481) THK
2つ目はTHKです。
工作機械や半導体製造装置などに用いられる直動案内機器で世界シェア5割を超えております。
時価総額は5162億円となっています。
株価推移
株価は乱高下しておりましたが、2025年には4010円の高値を付けております。
直近決算での業績
売上高は2023年に上昇しておりましたが、その後は横ばいで推移しております。
営業利益も2023年に上昇しましたが、2024年からは落ち込んでおります。
直近決算での業績に関しては、日本事業の売上高264億3900万円(前期比0.9%増) セグメント利益9億7500万円(前期比22.2%減)、米州事業の売上高215億2300万円(前期比11.0%減) セグメント利益1億2700万円(前期比13.1%減)、欧州事業の売上高167億6100万円(前期比7.2%減) セグメント損益3億1100万円(前期比100万円増)、中国事業の売上高153億4700万円(前期比22.9%増) セグメント利益15億5300万円(前期比22.5%増)、その他事業の売上高48億7400万円(前期比16.2%増) セグメント利益1億5500万円(前期比40.1%減)となっております。
流動比率に関しては、流動資産が2813億2000万円、流動負債が936億8000万円となっており異常ありません。
配当金推移
配当金に関しては2026年予想は大幅に上昇しております。
配当性向は166%と驚異の数字となっております。
配当利回りは6.2%と高配当株の中でも高い配当利回りとなっております。
【配当性向100%以上】危険だけど魅力的な銘柄その3
(7226) 極東開発工業
3つ目は極東開発工業です。
特装車総合首位となっており、トレーラーやコンクリートポンプ車が強く、リサイクルセンターなど環境事業も行っている企業となっております。
時価総額は1043億円となっています。
株価推移
2022年の1242円から2024年に2793円まで上昇し、現在レンジ相場で推移しております。
直近決算での業績
売上高は2023年に少し落ちましたが、そこから上昇しております。
営業利益は2023年に大幅に落ち込みましたが、そこから年々上昇しております。
直近決算での業績に関しては、特装車事業の売上高1187億800万円(前期比10.8%増) 営業利益46億7600万円(前期比90.7%増)、環境事業の売上高141億9300万円(前期比2.7%増) 営業利益27億7200万円(前期比4.8%増)、パーキング等事業の売上高81億8700万円(前期比6.3%増) 営業利益8億4700万円(前期比8.5%増)となっております。
流動比率に関しては、流動資産が969億3300万円、流動負債が520億2300万円となっており異常ありません。
配当金推移
配当金に関しては2025年に158円まで上昇しておりましたが、2026年予想は140円と18円減配となっております。
配当性向は82%とこの中では低い水準ですが、平均的には高い水準だと思っております。
配当利回りは5.2%と魅力的な利回りとなっておりますね。
【配当性向100%以上】危険だけど魅力的な銘柄その4
(7956) ピジョン
4つ目はピジョンです。
育児用品で国内トップとなっており、哺乳瓶の発祥であり小物、ベビーカーなども注力している企業となっております。
時価総額は2179億円となっています。
株価推移
株価は2022年の2419円から2024年の1288円まで下落しております。
直近決算での業績
売上高は2024年まで横ばいでしたが、2025年からは徐々に上がってきております。
営業利益は2024年まで落ち込んでおりましたが、そこから上昇しております。
直近決算での業績に関しては、日本事業の売上高86億3500万円(前期比1.1%減) セグメント利益4億4100万円(前期比15.8%減)、中国事業の売上高93億7200万円(前期比12.2%増) セグメント利益27億1900万円(前期比17.0%増)、シンガポール事業の売上高34億5400万円(前期比10.9%増) セグメント利益5億400万円(前期比42.6%増)、ランシノ事業の売上高56億4300万円(前期比11.3%増) セグメント利益4億6500万円(前期比7.5%増)となっております。
流動比率に関しては、流動資産が681億3800万円、流動負債が168億3600万円となっており異常ありません。
配当金推移
配当金に関しては2023年に2円増配しており、76円を安定しております。
配当性向は108%と利益以上に還元しておりますね。
配当利回りは4.2%と高配当株となっております。
【配当性向100%以上】危険だけど魅力的な銘柄その5
(9744) メイテックグループホールディングス
5つ目はメイテックグループホールディングスです。
正社員技術者を派遣しており、機械、電子、半導体など設計・開発中心を行っております。単価ともに業界首位ともなっている企業となっています。
時価総額は2513億円となっています。
株価推移
2024年の3456円まで上昇しておりましたが、同じ年に1807.5円まで下落し、回復しております。
直近決算での業績
売上高、営業利益は年々上昇しております。
直近決算での業績に関しては、エンジニアリングソリューション事業の売上高1316億1200万円(前期比4.8%増) 営業利益183億1600万円(前期比6.9%増)、エンジニア紹介事業の売上高1316億1200万円(前期比4.8%増) 営業利益5億6800万円(前期比23.8%増)となっております。
流動比率に関しては、流動資産が770億5000万円、流動負債が280億500万円となっており異常ありません。
配当金推移
配当金に関しては2025年に198円まで上昇しておりましたが、2026年予想は23円減配となっています。
配当性向は100%となっており、利益すべてを配当しておりますね。
配当利回りは5.3%と高配当株の中でも高い水準となっております。
まとめ
今回は【配当性向100%以上】(PART3)危険だけど魅力的な銘柄5選!について紹介しました。
意外と100%を超えている銘柄が多いと思ったのではないでしょうか?
利回りが高い分リスクのある銘柄だとも思っておりますので投資する場合は慎重に判断していくことが重要になってきます。
また投資は自己責任ですので、購入の際はしっかりと企業の分析を行っていくことをおすすめします。
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