トランプ大統領の発言で世界的に乱高下の忙しい4月の相場も終わりました。
関税発表で日経平均株価も3万1000円台まで下がり、現在3万6000円台までになっております。
そんな中、急回復している銘柄でこれからでも長期保有したい思う銘柄を紹介していきたいと思います。
【2025年最新】優良株候補!
【2025年最新 優良株候補その1】
(4094)日本化学産業
1つ目は日本化学産業です。
無機系の表面処理薬品、2次電池用正極材受託加工の柱となっております。
薬品事業は光学・精密機器用、エレクトロニクス用、セラミック用、石油化学触媒、ヘルスケア用、電池材料用など幅広いニーズに応える薬品を取り扱っております。
またタイで子会社であるSIAM NKS社を2000年6月に子会社として設立し海外事業も行い、電子部品や自動車産業を支えてきております。
建材事業では防火・防水・通気や独自の成型加工技術を生かした製品などを提供しております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
14.7 | 0.63 | 3.9% | 3.3% | 85.8% |
薬品事業の電子部品向け、二次電池用正極材の受託加工が好調で売上が拡大しております。
タイでの海外事業の業績も良く、追い風となっているのはたしかです。
一方で建材事業は新設住宅着工戸数の減少で伸び悩んでいるのは不安ではありますね。
その影響かどうかは分かりませんが、外国投資家比率は下がってきて株価は若干下がってきております。
配当金は連続増配を行っており、配当性向は50%を超えております。
株主還元もしっかりとおこなっており、利回りは4%を超える高配当となっております。
【2025年最新 優良株候補その2】
(5938)LIXIL
2つ目はLIXILです。
住宅設備大手であり、欧米に有力ブランドを持つ海外事業も行っております。
ウォーターテクノロジー事業で水まわり製品&化粧台・浴室・トイレ・シャワー・タイルなどの水回りの製品を提供しております。
またハウジングテクノロジー事業では窓・玄関ドア・エクステリア製品・インテリア建材などを提供している会社となっております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
58.7 | 0.76 | -2.2% | -0.7% | 33.2% |
米国での水まわり事業は欧州が好調ですが、米国は良くない状況が続いております。
物価上昇や住宅ローン金利上昇の影響で先行きが不透明な状況が続いていることが原因の一つとされております。
政策金利が引き下げられた欧州は回復してきましたが、高金利水準が続く米国は少し不安ではあるかもしれません。
また中国の不動産市場の停滞も影響しております。
ウクライナ戦争での地政学リスクなども今後、注視していきたいと思っております。
配当金は安定していますが、配当性向は来期600%超で少し不安があります。
ですが今期の配当金は90円配当維持をするという驚異の株主還元を見せております。
配当利回りは5.5%と高配当となっており、政策金利が下がってくれれば株も上昇してくれると思っておりますので今後に期待したい銘柄です。
【2025年最新 優良株候補その3】
(4732)ユー・エス・エス
3つ目はユー・エス・エスです。
事業領域はオートオークション事業、中古車自動車買取販売事業、リサイクル事業を展開しています。
中古車オークション会場の運営を行っており、中古車買い取り専門店の『ラビット』を展開しているんですね。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
18.7 | 3.45 | 17.0% | 12.1% | 83.9% |
業績は年々上昇しており、最高純利益を更新しています。
直近決算では中古車輸出市場はニュージーランド、アフリカ、ロシア向けが2.6%減っていますね。
リサイクル事業は減少が少し目立つ形となっております。
ただ、オートオークションの売上高(前期比9.5%増)営業利益(前期比13.0%増)、中古自動車等買取販売の売上高(前期比15.8%増)となっております。
配当金に関しては、右肩上がりとなっております。
配当性向も50%を超えており、還元は良い銘柄ですね。
配当利回りが2.9%と普通の水準です。
株主優待も導入しております。
【2025年最新 優良株候補その4】
(7670)オーウエル
4つ目はオーウエルです。
コーティング関連記事で塗料の販売高は国内でトップクラス、塗膜形成技術も提供しており、売上高の70%がこの事業が占めております。
エレクトロニクス関連事業でセンサーやソフトウェアなども提供しており、売上高の30%がこの事業での稼ぎとなっております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
6.6 | 0.44 | 7.6% | 3.2% | 44.4% |
売上高、営業利益は年々右肩上がりになっております。
ただ自動車向けの塗料、車載用磁気センサーが鈍化と足を引っ張っておりますね。
成長という観点からみても今後に期待が持てる銘柄だとも思っております。
国内外の景気動向は今後の課題にはなるかとも思いますが、注視して見ていく必要はあります。
配当性向は25%と高くはありませんが、増配期待はありそうです。
配当利回りは3.8%と高配当とまでは言えませんが、高い数字です。
株主優待も導入しており、オリジナルカタログギフトが貰えます。
【2025年最新】長期保有したい高配当銘柄10選紹介!
【長期保有したい高配当銘柄その1】
(1928)積水ハウス
積水ハウスは国内外で不動産開発もしている名だたる会社となっております。
売り上げ構成も戸建住宅・建築関連などの請負ビジネスが40.4%、賃貸住宅管理・リフォームのストック型ビジネスが26.1%、不動産・マンション・都市開発の開発型ビジネスが16.9%、国際ビジネスの16.2%で幅広い活動をしております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
9.2 | 1.09 | 11.7% | 4.5% | 40.8% |
業績は右肩上がりで推移しており、最高純利益も連続で更新しております。
直近決算ではマンション事業と都市開発事業はマイナスとなっておりますが、その他の事業は好調となっております。
建築・土木事業の売上高(前期比18.3%増)営業利益(前期比17.9%増)、ストック型ビジネスの売上高(前期比6.3%増)営業利益(前期比13.2%増)、リフォーム事業の売上高(前期比5.1%増)営業利益(前期比13.4%増)、開発型ビジネスの売上高(前期比23.4%増)営業利益(前期比12.0%増)、国際ビジネスの売上高(前期比150.2%増)営業利益(61.4%増)とかなり良い成績となっております。
配当金は年々上がってきており、増配は続いていくと思われます。
配当性向は40%となっており、良いといえるほどの還元だと思っております。
配当利回りは4%を超えており、高配当銘柄ではかなり良い銘柄ではないかとも思っております。
株主優待も導入しており、1000株保有で魚沼産コシヒカリ5kg相当がもらえます。
【長期保有したい高配当銘柄その2】
(3231)野村不動産ホールディングス
野村不動産ホールディングスは総合不動産の大手です。
売り上げ構成はデベロップメント分野の住宅部門47.4%、都市開発部門27.4%、サービスマネジメント分野の資産運用部門1.2%、仲介・CRE部門2.0%、運営管理部門14.6%となっております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
9.8 | 0.98 | 10.1% | 3.0% | 30.0% |
年々売上高、営業利益は上がってきており株価も好調で最高純利益を連続で更新しております。
直近決算で都市開発部門がマイナスになっており、その他は好調となっております。
住宅部門の売上高(前期比2.6%増)営業利益(前期比17.6%増)、資産運用部門の売上高(前期比8.6%増)営業利益(前期比15.0%増)、仲介・CRE部門の売上高(前期比15.3%増)営業利益(前期比23.3%増)、運営管理部門の売上高(前期比5.3%増)営業利益(前期比18.4%増)とかなり良い数字になっております。
配当金は年々増加しており、配当性向は40%となっております。
配当利回りは4.2%と高配当株になっております。
これからも配当金が上がっていくのではないかと思っており期待が持てる銘柄だと思っております。
【長期保有したい高配当銘柄その3】
(4041)日本曹達
日本曹達は農薬が柱の会社となっております。
売上比率は、医薬品・工業用殺菌剤26.1%、工業薬品25.6%、化成品20.9%、機能材料14.7%、エコケア製品12.6%を提供しております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
11.7 | 0.78 | 9.3% | 5.7% | 64.2% |
業績は若干落ち込んできてはいます。
直近決算期での状態はエンジニアリングが減少しております。
ケミカルマテリアルの売上高(前期比2.1%増)、アグリビジネスの売上高(前期比1.9%増)、トレーディング&ロジスティクスの売上高(前期比5.4%増)、エコソリューションの売上高(前期比18.4%増)となっています。
伸びは落ち着いてきた感じはしていますが、まだ伸びる余地のある銘柄だと思っております。
配当金に関しては、安定した推移しております。
配当性向は47%となっており、高い水準で還元していますね。
配当利回りは4.5%となっており、高配当株となっています。
【2025年最新 優良株候補その4】
(6432)竹内製作所
小型建設機器メーカーの中堅でミニショベル・油圧ショベル・クローラーローダーなどを取り扱っています。
海外販売比率が高くシェア上位であり、米国の需要をほとんど占めています。
そのため為替に影響が出るのも特徴の一つとなっております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
7.2 | 1.25 | 19.4% | 13.2% | 78.4% |
売上高のほとんどが北米54%、欧州42%、日本1%、その他3%となっております。
為替にも左右される銘柄となっているので、また円安方向に向かえば業績も上がって株価も上がっていくのではとも思います。
純利益も261億円から300億円と最高純利益を出す水準を予想しており、今後また期待が持てる銘柄だとも思っております。
売上高、営業利益とも右肩上がりに伸びております。
配当金は年々増加しております。
配当性向は30%を予想しており、配当利回りは4.4%という高配当となっております。
【長期保有したい高配当銘柄その5】
(4966)上村工業
メッキ用化学品首位となっております。
事業はめっき用薬品、めっき用装置、液管理装置の3つに大きく分かれております。
PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 |
11.9 | 1.52 | 12.3% | 9.2% | 82.3% |
業績は表面処理用機械事業、めっき加工事業、不動産賃貸事業が減っております。
表面処理用資材事業の売上高(16.7%増)営業利益(57.5%増)となっています。
数字は落ち込んではいますが、また円安になれば業績が戻るのではないかとも思っております。
配当金に関しては大幅に増配しております。
配当性向は30%を超えており、還元に関しては平均的な水準だと思っております。
配当利回りは3%を切っていますが、今後の増配のため高配当としての候補銘柄として入れております。
まとめ
【2025年最新】優良株候補!長期保有したい高配当銘柄5選を紹介しました。
銘柄はあくまで候補として入れております。
今後の参考として見ていただけたらと思います。
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